バーナビー
 

ローカルアーティストの庭

Wildrice Studio
住 8072-11th Ave. Burnaby, BC V3N 2N7
電・F 604-522-8803
Web http//: www.wildricestudio.com

 
 カナダはもとより、イギリスや日本でも活躍されている芸術家のKeithさんと Celiaさん夫妻。奥様のCeliaさんは主に陶芸、ご主人のKeithさんは粘土工芸や彫刻をされている。同じ素材を使って各々に、また時には共同で作業をされる二人が、作品を作り上げるスタジオが、この『Wildrice Studio』だ。ここはまた、彼らの住まいにもなっていて、自宅兼スタジオがある庭は、アーティストらしくユーモアやセンスに溢れている。

作品が生まれ、そして活きる庭
 芝生のお宅が多いこのあたりの住宅街には珍しく、敷地内に入るとデッキフロアが広がる。最初に目に付くのは、自宅のポーチの柱によじ登って、何かを掴もうとしている裸の男のオブジェだ。その横からバックヤードへと入っていくと、レンガのステップになっていて、左手には小さな家庭菜園がある。レンガの隙間からは、自然に種が散って咲いたという可憐な花が顔を出して、色を添えている。それはまるで計算されたかのように、絶妙な位置でアクセントになっている。また、傾斜を利用して作られたパティオや噴水、作品でもある鉢植えのポットや彫刻のオブジェなどもあったりと、決して広くはないスペースなのに見どころがいっぱいだ。 
 日本にも展示会などで何度か来日しているという彼らの作品には、色合いや風合いに、どことなく郷愁を覚える。自然に近い、その褪せたような色合いと、ぬくもりを感じさせるシェイプは、訪れた人をきっと和ませてくれるに違いない。そう、こちらの庭は、言わば彼らのアウトドアギャラリーにもなっているわけだ。例えば、雨樋をKeithさんが手がけると、交互に落ちてくる水をいくつもの陶器で作られた樋で受け止めるように取り付けられていたり、工房の壁には風でめくれ上がった本のようなオブジェに、蔦の枝がさり気なく重なる。そんな心憎い演出もやはりアーティストならではだろう。
 このお洒落でセンス溢れるお庭と作品をご覧になりたい方は、事前に連絡を取れば見学できるそうだ。また、お庭だけでなく、室内ギャラリーには、さらに沢山のお二人の作品が展示されているので、こちらもお見逃しなく。
何でもな草花も作品と同化してしまう
アーティストのCeliaさん
室内ギャラリーも見ることができる
 
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