リッチモンド
 

太陽を探しに出かけませんか?



 雨の日が続く冬のバンクーバーだけど、ここへ来ればもしかしたら太陽に会えるかもしれない。そんなかすかな期待を抱いてやってきたのが、バンクーバーエアポートの北西部。フレイザー川の河口付近に位置する「Iona Beach Park」は、数あるBC州のRegional Parkの中でも抜群の晴天率を誇るとパンフレットに謳われている場所だ。

自然と人工が上手く調和したところ
 このパークの名物は、『Iona Jetty』と呼ばれる全長4キロにも及ぶ防波堤だ。実はこの防波堤、近くの汚水処理場で処理された排水を、海に流すためのパイプがトレイルになっているのだ。汚水と聞くとなんだか臭そうなイメージだが、漂うのは潮の香りだけ。
 さて、やってきた当日のバンクーバーは雨模様だが、ビーチのパーキングに車を停めると、灰色の雲間から太陽が時折顔を覗かせている。どうやら、謳い文句はあながち嘘ではないようだ。
 そして、ただひたすら海に向かって伸びる真っ直ぐな『Iona Jetty』のトレイルを自転車で走ってみる。頭上を着陸間際の飛行機が5分間隔くらいで飛来している。間近に見る飛行機は圧倒的な迫力だ。やがてトレイルは30分ほどでゴールとなった。そこで見た光景は、来る途中で眺めていた穏やかな海とは違い、荒波が打ち寄せる外海の姿だった。さらにトレイルの突端にあるデッキに上って海を見下ろせば、まるで船の上にでもいるような爽快な気分だ。周りを見渡すと海の向こうに貨物船、白くなりかけた山々、空港の管制塔と飛行機がパノラマ仕立てで迎えてくれる。
 これからの時期は雨ばかりで憂鬱な気分になることも多い。4キロの道程を歩きながら、潮風に吹かれて考え事をしたり、鼻歌を歌うのはどうだろう?飛行機が頭上を掠める時は思いっきり叫んでストレス発散するのもいいだろう。そのうち太陽も顔を出してくれるかもしれない。そして、帰る頃には、心のシコリもすっかりほぐれていることだろう。





時には大きなジャンボ機が飛んでくることもある
   
 
途中2ヵ所にウィンドシールドが設けられているが、
防寒は周到にしていった方が良い
 


IONA BEACH REGIONAL PARK
行き方:バンクーバー方面からは空港に入るブリッジを超えてGrant McConchie Wayより最初の信号を右折。Grauer Rd. を道なりに進むと途中Ferguson Rd.に変わる。
そのまま看板にしたがって進む
604-224-5739(GVRD Parks West Area Office)
冬時間中は朝8時より夕暮れまでだが、早いときは5時にゲートが閉まるので、要チェック
    パイプの終点はこの建物に繋がっている。
残念ながら中を覗くことはできない
 
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