サレー
 

熱帯雨林の生き物について知ろう



 サレーの南端、米国への国境入り口までわずか数キロというロケーションに、蛇、トカゲ、ワニや亀などの爬虫類、両生類といった「エキゾチックアニマル」が見られる『Rainforest Reptile Refuge Society』がある。
 外から見ると、一見倉庫のような建物だが、その壁には楽しげなカエルの絵や葉っぱの絵が描かれているのが目印だ。
 正面にある小さな入り口のドアを開けると、一瞬ムッとした匂いに包まれる。施設内はさほど広くなく、通路も大人2人が通れるくらいの幅。そして通路の両側には、大小さまざまな爬虫類、両生類達が展示されている。中でも圧巻なのは、45匹ものイグアナが飼育されている部屋だ。10匹以上のクロコダイルがいる部屋では、その大きな巨体が所狭しと重なり合っている。また、とぐろを巻いた大蛇の部屋もある。その他、小さなケース内にはペットショップで売られている、トカゲや亀も多く見られる。

楽園から遠く離れて暮らす生き物達
 同施設に展示されている爬虫類や両生類達は、飼い主から放置されたという過去を持つ。これらの生き物達を眺めながら、スタッフのCharlotteさんは、「エキゾチックアニマルは、もともと熱帯雨林や特殊な環境に生息する生き物。彼らは自然の中で暮らした方が、幸せなんです」と語る。また、普段彼らの面倒をみているスタッフだからこそ知り得る、飼育することの困難さや危険も指摘する。
 「世間一般では、ペットショップで売られているエキゾチックアニマルの中には、毒性を持っていたり、成長すると巨大化する種類がいることが、正しく理解されていないことも問題です」。ここではエキゾチックアニマルの知識や倫理を多くの人に知ってもらうべく、一般公開がなされている。
 興味本位やブームに乗って、気軽にエキゾチックアニマルをペットとして考える前に、一度こちらへ来て彼らについて学んでみることをお薦めする。





カエルの看板が目印の建物。
施設内はかなり暖かいので、ジャケットや
コートは車中に置いておくことをオススメする


スタッフのCharlotteさん(右)
「ペットにするなら、犬や猫が一番よ」。
「楽そうに見られるけど、一番大変なのは亀の飼育だよ」と、
語るボランティアのPatrick君はまだ高校生だ
 


Rainforest Reptile Refuge Society
 1395-176 St. Surrey, BC V3S 9S7
 604-538-1711
 冬時間 12:00-16:00(金〜日) 夏時間 10:30-16:30(木〜日) *12月25・26日、1月1・2日は休館
 大人$7、子供$5
*非営利団体なので、常にボランティアや寄付を受け付けている。
 
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