「せっかく買ったのに、クリスマス前に葉が枯れてしまったポインセチア」、「咲き終わったアマリリスの球根はどうしたらいい?」「来年も咲いて欲しいシクラメン」…お手入れが難しいと考えられがちな「冬の鉢植え」、どのように扱えば良いのだろう? 今回もガーデナーの岡田さんに伺った。
どんな場所で育ってきた花木かを知る
花木たちが、本来どんな環境で育ってきたのかを知ることが、お手入れのヒントだ。そこで原産地と特色を知ってみよう。
■ポインセチア/メキシコ原産
一般的に見られる赤い部分は花ではなく、花を支えるガクにあたる。実は赤いガクの中央にある小さな黄色っぽいのが花。常緑性の低木で、葉に傷が付くと白い樹液の一種が出る。
■シクラメン/地中海地域原産
乾燥地帯で生育、日当たりを好む、多年生の球根。春になったら露地植えして、10月頃に鉢に戻すと、翌年も花を咲かせてくれる。
写真(中)は、岡田さんが春に露地植えしたもの。小さなつぼみが付いている。
■アマリリス/南米原産
大輪の花が豪華で、ギフトにも人気がある。
花が終わったら茎から切って、葉だけ残す。しばらく日光に当たる場所に置き、球根を太らせる。春から夏にかけて、涼しく乾燥した場所に保管後、秋に鉢植えすればまた芽が出てくる。
南国育ちの冬の鉢植えは、温室で栽培されて売られている。そのため厳重な温度と湿度管理の下、肥料もたっぷり与えられて育ってきた鉢植えは、店頭に並んだ瞬間から環境が一変してしまう。特に専門店でない場合は肥料はもちろん、水も充分に与えられないこともある。こうした環境の激変によって、見た目より弱った状態で家庭に来る場合も考えられる。
「温室育ち」の取り扱い
@温かい所を好むからと言って、暖房の噴出し口に置かない。花や葉を傷める原因になる。
A水やりのタイミングは、鉢植えの表土が乾いたら。シクラメンは根腐れしやすいので、植木鉢の包装紙を取って、鉢植えの受け皿に直接入れるのも良い。
B肥料は2〜3週間に一回くらいの割合で与える(*)。
*肥料を購入する場合、パッケージに表示されている数字に注目したい。大抵の肥料には写真のように3つの数字が並んでおり、左から窒素(葉)、リン(花)、カリウム(根)の成分がどれくらいの割合で含まれているかを表している。これから開花する鉢植えなら中央のリンの数字が大きいタイプ、現在咲いているなら「20―20―20」のようにバランスの取れたタイプが向いている。
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 枝は折れやすいので、取り扱いは気を付けたい
 下の方にも小さなつぼみが育っている。 天気の良い日は窓際に置こう
 アマリリスは花が終わったら、この辺りから茎を切ると良い
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