コキットラム、ニューウエストミンスター特集
 

町の名物おじちゃん おばちゃん お兄さん&お姉さん!


イ私達の住んでいる町には、心を和ませてくれたり、面白かったり、楽しい気分にさせてくれる人達がいる。
以前から気になっていた、町のあの人この人をご紹介。
文・写真 椙村邦子

今回情報を提供して下さった方々
                 
初美さん   泉さん   美穂さん   ゆきこさん   幸子さん

TVの有名人を 自分の店に呼んじゃった カフェオーナー

誰一人本気で 取り合わなかったのに
 「私、“Soup Nazi”のラリー・トーマスをお店に呼んで、津波ファウンドレイジングをしようと思っているんだけど、どうかしら?」と『Green's Diner』のオーナー、リオナさんが近所の店主達に話した時、誰一人として本気で取り合う者はいなかった。TVスターが名も知らぬ街のカフェになんか来るはずがない、その時誰もがそう思ったに違いない。
 しかしその夜、リオナさんは迷わずラリー・トーマス氏のオフィシャルサイトにメールを送った。そして、翌日トーマス氏の賛同と快諾が得られたのだった。
 「演技の指導もしているラリーは、ちょうど生徒達と一緒に、自分達もこの災害を援助することはできないかと話していた時だったらしいの」。そんなタイミングもあり、一週間後の金曜日には、カリフォルニアからバンクーバーへやって来たトーマス氏の姿があった。
 ところで、このラリー・トーマス氏が出演する“Soup Nazi”をご存知ない方に、彼の役柄をご説明しよう。トーマス氏はランチ時になると行列ができるほど人気のあるカフェの頑固オーナーで、お客さんの態度や注文の仕方が気に入らないと「No soup for you Next!」の決め台詞でキレる、という役どころだ。

イベント後も、ニュースを 聞きつけた人で店も賑わう
 さて翌日の土曜日は、お馴染みのコックスーツに身を包んだトーマス氏に、名台詞と共にスープを注いでもらった人達は実に700人! その甲斐あって4時間という限られた時間で、5千100ドルもの寄付金を集めた。
 「今でも彼が本当にやって来たなんて信じられないのよ」と、遠くを見つめながら語るリオナさん。このイベントはテレビのニュースや地元の新聞にも紹介され、エピソードを聞きつけたお客さんが訪れるようになって、以前より忙しい毎日だと言う。また店内には、トーマス氏が訪れた際に着たコックスーツや思い出の写真があり、当日の熱狂振りが伺える。

Green's Diner
住 412 Columbia St. New Westminster BC V3L 1B1  
電 604-523-1212
営 月〜金 8:00-15:00 土10:00-14:00 日曜定休
*ラリー・トーマス氏が出演する「Soup Nazi」のホームページhttp://www.soupnazi.tv
    「ね、ここにラリーのサインがあるでしょう」と誇らしげに見せてくれるリオナさん

 


コキットラム女性の会の主催者と集まる方々
 「わーこれおいしそう!」「ねえねえ、これ誰が作ったのかしら?」。1月末に開かれた『コキットラム女性の会』ポットラックパーティーは、和気あいあいと始まった。ご馳走を前にするとついつい会話も弾む。
主婦の井戸端会議からスタート
 『コキットラム女性の会』は、現在運営されている林さん、新田さん他数名の方々が中心となって'86年に始められた。「会と言っても、最初は誰かの家に集まって近所に住む主婦同士お茶したり、料理のレシピを交換したりすることから始まったんですよ。」と新田さんは発足当時を振り返る。
 これまで、一時会場がコキットラムの東漸寺に変わったことや、しばらく活動を停止していたこともある。そして、再び再開したのが昨年1月のことであった。






後方左より2番目が久保田さん、新田さん、林さん
 きっかけは「もう一度やって欲しいと言う声が多かったからです」。林さんがその声に応える形となり、発足当時のメンバーらに声を掛け、新田さんや会計の久保田さん、広報の北野さんらが中心となって会は再スタートした。

参加者がリードする、ほのぼのとした会
 参加者はコキットラムに限らず、他の地域からもやって来る。また男性の方もいる。それなのにどうして『コキットラム女性の会』?
 「最初に始めたのが、コキットラム周辺の主婦だったからですよ。以前はコキットラム市の花『ハナミズキ』にしましょうか?という案もあったけど…」と、結局定着しつつあった会の名がそのまま残り、現在に至っているのだと新田さんが教えてくれた。
 会の活動は「皆さんから意見をお聞きして、何をやるか決めるんですよ」と、林さん。
 スーパーのゴミ袋を使ったリサイクルバッグの作り方やお料理のちょっとしたアイディアなど、私達の身近で役立ちそうな内容がこの会の持ち味だ。
 入会金もなく、その都度1ドルの参加費と催しの材料費を払うだけの気軽なドロップイン形式。林さんは、「私達(運営する側)が企画を提供するのではなく、会の皆さんが『やりたい』ことをやっていく会です」と、主役は会に集まる皆さんなのだと強調される。
コキットラム女性の会
日時 毎週第4水曜日12:30-15:00  
場所 Coquitlam Recreation Centre (630 Poirier St. Coquitlam, BC V3J 6B1)  
問合せ先 604-936-9258(林)または604-936-7721(新田)
参加費 1回1ドル

 


●イケメン若旦那のいる肉屋
 「ハイ、いらっしゃい! 今日は何にしようか?」。牛の首につけるカウベルが掛けられたドアを開けると、威勢のいい声が掛けられる。お肉専門店『Millington's』の看板オーナー、クリスさんの声だ。声と共に、爽やかな笑顔が印象的なナイスガイという言葉がピッタリの人だ。古い知り合いのお客さんなのか、おばちゃんの長〜い世間話にもいやな顔せず「ふん、ふん」と耳を傾ける姿。いい人だ〜、そんな雰囲気が漂っている。
 英国出身のクリスさんが7年前にコキットラムでお店を出す以前は、地元英国で3軒ものお肉屋さんを経営していた。コキットラムに店を構えたのは、「結婚したんだよ。僕の奥さんが英国に旅行中、僕らは出会ってね。その時、彼女はまだ22歳だったんだよ。だから、僕がカナダにやって来たのさ」。なるほど、それでお店の看板やユニフォームのTシャツに英国国旗とカナダ国旗のマークが仲良く入っているわけだ。






「オーダーがあれば薄切りもするよ」とオーナーのクリスさん
 クリスさんのお店には、新鮮なお肉以外にもホームメイドのソーセージやパイ類、英国直輸入の、他では見られないようなスナックや調味料なども手に入る。新天地での苦労もなく、ビジネスは順調なようで、この春にはバーナビーのSFU近くにも新しいお店がオープンする予定だ。

Millington's
住 16-2565 Barnet Hwy. Coquitlam, BC V3H 4E2
電 604-942-9996 F 604-949-1801 営 月〜土 9:00-18:00 日 10:00-17:00

 


●知る人ぞ知る、その道の有名人
 ニューウエストミンスターはロイヤルコロンビア病院近く。小さなお店が立ち並ぶ通り沿いにある『Boorman Archery』のオーナーのロンさんは、アーチェリーの世界じゃちょっと名の知れた人だ。
 数々の大会で賞に輝いたこともあるが、それよりもアーチェリーの経験と技術を買われ、これまで様々なハリウッドスターにアーチェリーの手ほどきをしてきた。古くはランボーのシルベスター・スタローン、最近ではBladeやElektraなどのアクション映画でも俳優達を相手に指導してきた人なのだ。
 このお店では、そんな有名なアーチェリー指導者からレッスンを直に受けることができる。外から見ただけでは分からないが、店内は奥行きが広く、お店の地下にレッスン場が併設されている。BC州で最大と言われるアーチェリースクールの指導者であるロンさんがアーチェリーを始めたのは、30歳の時、と意外にも遅いスタートだ。にも拘らず、たちまちアーチェリーの魅力に引き込まれ、有名指導者になるまで腕を上げた。
 「わしは元々軍人だったから撃つのはお手の物だったんだよ。退役後は銃を弓に変えただけだよ。弓は銃よりも自然に近く温かい感じがするだろう?」と、ロンさんは語る。






ピタリと決まるポーズは、80歳には見えない
 また、お店の常連客の1人、フランクさんは「アーチェリーは単なるスポーツじゃないんだ。集中力を高めるのに持って来いだよ。日本の剣道ともちょっと似ているね」と、アーチェリーのこんな魅力も語ってくれた。

Boorman Archery
住 420 East Columbia St. New Westminster, BC V3L 3W9 電 604-524-1674
営 火・水 10:00-17:00 木・金 12:00-21:00 土 10:00-17:00 日・月曜定休
 
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