バンクーバー
 

工芸品をフェアー・トレードで販売

 
(写真上)子供が支える地球儀が優しい光を灯すランプシェード($40.00) (写真下)左からボランティアスタッフのSusanさん、マネージャーのRoxanneさん
 多種多様な文化、人種がひしめくコマーシャル・ドライブの一角に先月オープンした『TEN THOUSAND VILLAGES』。主にアフリカ、インド、東南アジアなどの、一般に発展途上と呼ばれる30以上の国からインテリア、食器、アクセサリーなどの工芸品を“フェアー・トレード”で仕入れている。

フェアー・トレードとは
 扉を開けると、店員が笑顔で迎えてくれる気持ちの良い空間に、所狭しと、色彩豊かな工芸品がディスプレーされている。
 ところで、皆さんは“フェアー・トレード”の意味をご存知だろうか? 現在の貿易体制下では、発展途上国の工芸職人達は、一生懸命作った品物を低価格で売らざるを得ない弱い立場にある。明日の生活さえも保障がない状態で、彼らは来る日も来る日も工芸品作りに時間をさいている。そこで、適正な価格で商品を作り手から買い付けるのがフェアー・トレード(公正貿易)である。この方法は、作り手達の生活の保護、現地の子供達の教育に大きく貢献している。
 「たとえ50セントの物を買ったとしても、その50セントは途上国の人々の生活を大きく変えるわ。もし誰かが、海外の優れた工芸品を手に入れたいと思った時、一つ一つ時間をかけて作っている人々の思いを感じて欲しい。そして、その買い物が作り手の生活の安定に繋がるなんて、すごく素晴らしいことじゃない?」と、マネージャーのRoxanneさんは熱く語る。

コマーシャル・ドライブと共に

 どんなに優れた工芸品でも、それが途上国の物なら、多くの人は低価格を求めてしまう。価格にその国の経済状態を重ねて考えてしまうからだ。同店には、ペルー製で、素焼きにペイントが施された、可愛い地球儀の形をしたキャンドルシェードがある。価格は40ドルと市場価格よりちょっと高めになっているが、同店からその40ドルの大半が作り手に届けられ、作り手の生活費などに使われる。「コマーシャル・ドライブ周辺の人々には、本当に感謝しているわ。お金よりも『平和』を大切にする住民は、私達の考えを受け入れ、賛同してくれるの。いつか、コマーシャル・ドライブ周辺のアーティストの作品もお店で取り扱いたいわ。もちろんフェアー・トレードでね!」と、ボランティアのSusanさんは語る。
 人々の心に余裕があれば、小さな買い物をするだけでも、海を越えて多くの人に笑顔を与えられるのではないだろうか?


TEN THOUSAND VILLAGES
住 1204 Commercial Dr. Vancouver, BC V5L 3X4
電 604-323-9233
営 月〜木・土 10:00-18:00 金 10:00-20:00  日 11:00-17:00
Vancouver.commercial@villages.ca
Web http://www.tenthousandvillages.com/
*North Americaに180店舗点在し、BC州にはWest Broadway、 West Vancouverなどに支店がある。
 
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