得ダネ地域自慢
ちょっと気になるお洒落な場所

爽やかな夏のバンクーバー。お出かけシーズンの本番到来! ということで、今回は地域のちょっとお洒落な場所を
フォーカスしてみました。お天気の良い日は家族や友人と一緒に、ふらりと出かけてみませんか?
文・写真 石田佳子、椙村邦子、編集部
1 ラングレー
小旅行気分でアンティーク探索

 バンクーバーからハイウェイ#1を車で約50分、Langley市の北に位置するFort Langley。1800年代にFraser Valley地方で最初にヨーロッパからの移民が移住した歴史ある街だ。1800年代スタイルを残したままのレトロな街並には、アンティークを扱う店やアイスクリームの看板が多く目に付く。地元の人たちが通うスーパーマーケットまでもが、街並に合わせたキュートな作り! 可愛らしいカフェや雑貨屋も連なり、週末は観光客で賑わう。
 「母親がアンティーク好きで、子供の頃からここにはよく一緒に来ていたけど、今でもたまに立ち寄りたくなるんだ。観光客はみんな買い物に夢中だから、ゆっくりするには北に少し歩いてFraser川の手前にある公園に行くのがいい。水辺を見ながらリラックスできるよ」と教えてくれたのは、バンクーバー在住のJesseさん。気ままにアンティークストアを見て廻り、パティオでビールを飲むのが週末の楽しみだそうだ。街歩きに疲れたら、Jesseさんお薦めスポットのFort Langley National Historic Siteのある公園で、アイスクリーム片手に一休み。ついでにFort Langleyの歴史を探ってみるのも良いだろう。これからの季節にはCanada Day CelebrationsやAntique Day in the Village、Fort Festival等のさまざまなイベントも開催予定。夏の休日、ちょっとだけ遠出してFort Langleyに出かければ、掘り出し物アンティークに出会えるかも!
 
 
タイムトリップしたかのような街には、気になる小物やお店がいっぱい
(写真左)「天気のいい日は愛犬を連れてFort Langleyまでのドライブも楽しい」とJesseさん
(写真右)ガラクタ?お宝?アンティーク雑貨や家具のお店では時間を忘れて過ごしてしまいそう
Fort Langleyオフィシャルサイト
http://www.fortlangley.com/
Fort Langley Canada Day Celebrations
7月1日(土)
Fort Langley National Historic Siteにてライブ音楽や家族向けのアクティビティ、巨大ケーキなども用意されている。詳細は604-513-4777
Antique Day in the Village
7月2日(日)10:00-17:00
アンティークの販売やオークション、珍しいビンテージものの展示など。詳細は604-888-8835
Fort Festival
8月4日(金)10:00-17:00 今年で22回目を数える街を挙げてのお祭り。詳細は604-882-6525

2 コキットラム
水と緑とアートに触れる優しい時間

 Coquitlam City Hallの斜め向かいにある、赤い大きな看板が目印のEvergreen Cultural Centre。Town Centre Parkの敷地内にあり、目の前にはLafarge Lakeが広がる。施設内にはスタジオシアターやカフェ、アートギャラリーも併設されて、コンサートや舞台劇など、年間を通して様々なイベントが催されている。カナダ国内外を問わず、幅広いジャンルのアーティストの作品が展示されるアートギャラリーの入場は無料。「アート教育の一環として、毎年8000人以上の子供たちもこのギャラリーを訪れます。私は週末には、ここの公園に家族と一緒にピクニックやサイクリングをしに来るんです」とマーケティングマネージャーのJocelynさん。同ギャラリーでは現在6月30日までLindsay Craigのグラスと銅像の置物、Meg Idaのセラミック像の展示会を開催中。
 アーティスティックな気分に浸った後は、屋外を散歩してみよう。湖の周りのトレイルは、大人の足でゆっくり歩いて30分程で一周できる。天気の良い日にはマスを釣る人たちや、若いお母さんが子供たちを遊ばせる姿が目に付く(釣りにはライセンスが必要。捕獲数の制限有り)。小鳥のさえずりを聞きながら、木のトンネルのようなトレイルを進むと、湖の向かい側はお弁当を広げるのにもぴったりのスポット。緑の草の上で大きく深呼吸すると、日頃の疲れやストレスもふっと抜けていくようだ。アートを観賞して水辺をゆっくり散歩する、ちょっと贅沢な時間を持つのも、たまにはいいんじゃない?

 
きらきら光る水面と緑が目に優しい。ゆっくりとリラックスしたひとときを過ごしたい
(写真左)凝ったデザインで優しい色合いのボトル達はLindsay Craigの作品
(写真右) JocelynさんとLindsay Craig作『Memory Urns』。大きな壷に付けられているディテールは一点ずつ違う
 
Evergreen Cultural Centre
住 1205 Pinetree Way, Coquitlam
電 604-927-6550 
http://www.evergreenculturalcentre.ca
アートギャラリー 月〜土 12:00-17:00
日、祝日定休  入場無料
3 リッチモンド
過去と現代、そして未来が交差するトレイル

 かつて多くの日系移民が住んでいた小さな港町スティーブストン。今では週末になると、大型バスで観光客が訪れるほど人気の観光スポットだ。ここ数年で開発されたスティーブストン東部は、真新しいコンドミニアムやタウンハウスが次々と建てられ、日々変化をきたす。海沿いの一帯には新しいトレイルが整備され、ところどころに港町らしい碇のオブジェやボートが置かれた洒落た作りで、地元の人だけでなく観光客にも人気の場所。
 このトレイルの最終地点となる辺りは、Britannia Shipyard National Historic Site として、歴史保存のために再現された建物が点在し、リッチモンド市によって管理されている。この中に赤いバラの花がアクセントの可愛らしい家が建っている。かつて日本から移民としてやって来た村上さんのご家族が住んでいた家を再現したものだ。フレームの一部は現存するそのままの物を使用し、家具やデコレーションも当時使っていたものや現在の村上家の人たちから寄贈されたもの。古いミシンやタンス、ストーブなど、ノスタルジアを感じさせる屋内には、日本式のお風呂も見られる。そして昔のシップヤードを再現した建物の中には、決して出航することのない船が静かに横たわっている。
 行き交うタグボートや鳥のさえずりを聞きながら、私たちの先人が残していった歴史に触れ合う。ちょっと粋な散歩コースへ出かけてみよう。
 
Britannia Shipyard National Historic Site。サイクリングやローラーブレードを楽しむ人の姿も。
(写真左)ミュージアムスタッフのAnnaさん「スティーブストンに8年住んでいるの。この街は本当にLovelyよ。ミュージアムのことは気軽に質問してください」
(写真右)歴史保存のために再現された建物は、今でも誰かが住んでいそうな佇まい
 
Britannia Shipyard National Historic Site
Visitor Centre
住 5180 Westwater Dr. Richmond
電  604-718-8050
営  火〜日 10:00-18:00 月曜定休(夏時間5月〜9月30日)
*トレイルはNo.1 Rd.とBayview St.の角辺りから始まる。
4 ノースバンクーバー
夏の夜を森の中の街で過ごす

 Cappilano Highland地区にあるEdgemont Villageは、閑静な住宅街の中に佇む小さな街だ。雑貨屋やレストランを横目に通りを歩けば、可愛らしい花屋やガーデニングストアが多いことに気付く。本通りを少し離れると、凝った作りのパン屋さんやカフェレストランも。新鮮な空気と鮮やかな緑が目にまぶしい。
 そんなEdgemont Villageの夏の風物詩がSummer Music Concert Seriesだ。今回で7回目を数えるこのイベント、毎週金曜日の19時から毎回違ったバンドのライブミュージックやパフォーマンスが楽しめる。入場は無料で、今年は7月7日から8月18日まで開催予定(雨天の場合は中止)。毎晩1000名以上の人々が訪れる。7月7日にはJake and Elwood Brother's Blues Band、7月28日にはSwing Soul Orchestraなどのバンドを迎え(スケジュールの詳細はウェブサイトか情報誌North Shore Newsにて)、最終日にはライブステージの後に、ランタンフェスティバルも予定されている。大人も子供もランタンを手に街を歩く幻想的な夏の夜だ。
 またEdgemont Villageのもう一つの名物イベントがHighlands United Church主催のフリーマーケット。「古着や本、生活雑貨など、とにかくいい物が安く手に入るよ。規模も大きいし、掘り出し物が見つかる確率大!」と教えてくれたのは、仕事でよくEdgemont Villageを訪れるというGordonさん。次回のフリーマーケットの開催は10月14日(土)の9時から15時。本当は誰にも内緒にしておきたいような、小さな隠れ家的コミュニティだ。

 
オレンジの壁が目を引くパン屋さんは、通りから少し離れた場所で発見。お店の中もカフェ風な素敵な作り
(写真左)本通りには植物を扱うお店が多く目につく。ガーデニング好きにぜひおススメしたいショッピングスポットでもある
(写真右)Gordonさんは前回たまたま訪れた教会のフリーマーケットで、ずっと探していた古いコミック誌とフィギュアをゲット
Edgemont Villageオフィシャルサイト
http://www.edgemontvillage.ca
Highlands United Church
住 3255 Edgemont Blvd N.Vancouver, B.C
電  604-980-6071
5 バーナビー
歴史が薫るヘリテージウォーキング

 バーナビー市が誇るDeer Lake Park Art & Heritage。自然がいっぱいの湖の周りには市の芸術関連施設のほか、8つの美しいヘリテージホームが佇む。ここで忙しい日常をしばし忘れ、20世紀初頭にタイムスリップしたような気分を楽しめるのがヘリテージホームを巡るウォーキング。今回このウォーキングを紹介してくれたのはロレーンさん。図書館司書として働く彼女は、ヘリテージホームの歴史にも精通している。「1861年にCanada WayがDeer Lakeまで開通すると、多くのレイクハウスがこの地域に立ち並ぶようになったんですよ」とロレーンさん。その後、20世紀初頭になると大邸宅の建設ラッシュが始まる。優雅な面影を今に伝えるヘリテージホームは1904年から1935年に建造された。当時の移民者たちが英国の田園地帯をイメージした建築物の優雅な佇まいは、長い歳月を経ても変わらない。
 ヘリテージホームを巡るウォーキングに出かける前には、Shadbolt Centre for the Arts の窓口で配布されている地図を入手しよう。足に自信があれば、約1時間で回れる湖半周コースに挑戦するのもいいだろう。 Edwin W.& Mary Bateman Houseからスタートして、Dr. William & Ruth Baldwin Houseまで8ヵ所すべてのヘリテージホームを巡ることができる。途中ぜひ立ち寄ってほしいのがCentury Garden。市のオフィシャルフラワーであるシャクナゲが咲き乱れている。当時のマダムたちが美しい花々に囲まれて、優雅にハイティーを楽しんだ歴史が薫るお洒落なエリアだ。

 
(写真左下)ご自身もよくDeer Lake Park に出かけるというロレーンさん
(写真右) 英国のカントリーハウスを彷彿とさせる美しいヘリテージホーム
Deer Lake Park Arts & Heritage
Shadbolt Centre For the Arts
住 6450 Deer Lake Ave. Burnaby
電 604-291-6864
Burnaby Art Gallery and Century Gardens
住 6344 Deer Lake Ave. Burnaby
電 604-205-7332
Burnaby Village Museum & Carousel
住 6501 Deer Lake Ave. Burnaby
電 604-293-6500
Burnabyオフィシャルサイト
http://www.city.burnaby.bc.ca

6 バンクーバー
False Creekで海辺をお散歩

 いつも賑わうグランビルアイランド。意外と知られていないが、散歩にぴったりの遊歩道がある。アイランドの入り口右手側のIsland Park Walkは、グランビルアイランドからFalse Creekの水辺に沿って、Cambie橋の下をくぐり、スタンレーパークへと続く。ジョギングや犬の散歩をする地元の人たちに混ざり、整備された公園や草花を眺めながら歩いていくと、すぐにFalse Creekの水辺が見えてくる。その先をずっと進んだCambie橋のたもと辺りは、現在は荒れた工場地帯が広がっているが、2010年のオリンピックに向け、選手村やレストランが建設される予定。これからの発展が楽しみなエリアだ。
 「グランビルアイランドで買い物をした後はいつも、この近くに住む友達の家まで歩いていきます。疲れたらその辺のベンチに座って、ボートを眺めながら一休み。ここは景色もいいし、ピースフルでお気に入りの散歩コースよ」と言うのはバーナビーに住むJadziaさん。本日もパブリックマーケットにて新鮮な野菜と果物をお買い上げ。
 またアイランドの入り口向かって左側のIsland Park Walkを、蓮の浮いた池を左手に進むと、取れたての魚介類が船上で売られているFalse Creek Fisherman's Wharfが。目の前のフィッシュ&チップスのスタンドは、熱々のフライを頬張る人たちで込み合う。グランビルアイランドを訪れる時は、少し時間に余裕を持って出かけてみよう。人ごみをかき分けて買い物をした後に、ゆっくり水辺を散歩するのも悪くないだろう。

 
水辺の向こう側に見えるのは、急スピードで発展していくイエールタウンのビル群
(写真左)季節の花や緑が目に優しい、きれいに整えられた遊歩道。小さな池にはカメやカモが泳ぐ姿も見られる
(写真右)買い物がてら海辺を散歩中のJadziaさん
   
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