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日本語シングルマザー・サポート
日本人女性の国際結婚・カップルは増加の一途を辿っている。しかし離婚や別居、あるいは未婚のまま出産してシングルマザーになるケースも同様に増えており、その現状は経済的、精神的、そして肉体的にも厳しく、さまざまな問題が指摘されている。
取材 片山 泉
01年カルガリーで起きた、日本人の母親による幼児の置き去り・餓死事件や、06年のカナダ人と離婚した日本人女性が、子供を日本に連れ帰り、誘拐事件として元夫に訴えられるなどの悲惨な出来事は、まだ記憶に新しい。これらは単なる氷山の一角に過ぎず、実際は表面化していない様々な状況が予想される。
日本人シングルマザーの実態
ワーホリや移民としてカナダで暮らす日本人女性は、新しい環境での適応の難しさ、言葉や文化の違いなどにより、異性関係や結婚に関し独自の問題を抱えていることが多い。特に最近はDV(ドメスティック・バイオレンス)という、不均衡な力関係によって生じる肉体的、言語的、精神的、性的、経済的に虐待されるケースが顕著だ。多くの場合、恥や遠慮といった日本特有の価値観や、悩みを相談できる身内や友人がなく孤独に陥っていたり、将来的な不安から別れられず、ひたすら耐えているというのが現状のようだ。
一方、DVを含む様々な事情・状況から必然的に、あるいは自ら決断して離婚、別居しシングルマザーとなる日本人女性が多いのも事実。専門家によると「シングルマザーの日本人女性は増えています。但し彼女たちを取り巻く環境は、決して容易ではありません。親権問題や経済的自立、法的問題、子育てなど多くの壁に直面しています」。特に両親や家族の反対を押し切って結婚した女性は、家族に援助を求めることもできず苦しい状況にあるという。さらに深刻なのが、多くのサポートシステムや法律関係の情報を、言葉の違いから適切に得られていないこと。また、自分に自信が持てない、外部との交流がないなど精神的ケアの必要性も大きな問題の一つだ。こうした状況の中、日本語で相談できる場所の提供と、シングルマザーの負担を少しでも軽減し、快適な生活をサポートすることを目的に、日系コミュニティのサポートを長年行っている隣組と、DVに遭遇している移民の女性や子供をサポートするVancouver & Lower Mainland Multicultural Family Support Services Societyの協賛により、日本語シングルマザー・サポートグループが発足した。
日本語シングルマザー・サポートグループによるワークショップ
専門家による適切な情報提供と、シングルマザー同士の交流を目的にしたワークショップが、9月11日〜10月30日の毎週火曜日14時〜16時)全8回にわたり開催される。各回ごとにテーマを設け、前半の1時間は情報提供、後半は参加者による、共に悩みを分かち合う会話セッションという形式で行われる。参加者の秘密は厳守されるので、安心して参加できる。主催者は「一人で悩まず『助けが必要な時に、その助けを得られる』ように、このワークショップを一つのきっかけにして欲しい」と語る。また、今後は“離婚予備軍”の方へのサポートも考えていくそうだ。
ワークショップに興味のある方は下記を参照に問い合わせを。
『日本語シングルマザー・サポートグループ2007年』
日時 9月11日〜10月30日の毎週火曜日 14:00 - 16:00
(前半1時間:情報提供、後半1時間:参加者による会話セッション)
場所 Vancouver & Lower Mainland Multicultural Family Support Services Society
5000 Kingsway Plaza Phase V
#306-4980 Kingsway Burnaby, BC
(Nelson Ave.× Bennett St.メトロタウンショッピングセンターから徒歩3分)
対象者:離婚・別居のシングルマザー
参加費:無料(デイケア無料、コーヒー・紅茶提供)
問い合わせ:隣組・ソーシャルサービス担当係 604-687-2172
(人数に制限がありますので、お早めにお申し込みください)
<スケジュール>
*都合により内容が変更する場合もありますので、ご了承ください
9月11日 社会福祉(一般社会福祉、デイケア、Child Tax Benefit)
9月18日 家庭内暴力
9月25日 法的手続き(家族法、刑法、弁護士、家庭裁判弁護士)
10月2日 住居(お手頃の住居)
10月9日 雇用
10月16日 セルフケア
10月23日 子育て
10月30日 ゲストスピーカーによる経験談とポットラックパーティー
*プログラム参加にあたり以下の点に留意ください
●秘密厳守(サポートグループでの個人情報は、相手の許可なく外部に漏らさない)
●他の参加者、隣組、VLMMFSSS、他の組織のスタッフやゲストスピーカーを中 傷するような言動を取らない |