子供の頃、私の両親は滅多にケンカをしない夫婦でしたが、一度だけ大喧嘩を披露したことがあります。その原因は、確か私が学校の宿題をしなかったか忘れたか、というかなりクダラナイことだったような…。子供心に両親の争いは正直イヤでしたし、そのとき初めて母親が私に手を上げたのを憶えています。子供がいるから、長年一緒にいるから、といって完璧な夫婦なんているはずがなく、夫婦だって成長し、お互いのことを学んでいるということを、その当時の両親と同じ年代になった今、じんわりと分かるようになってきました。夫婦なんて所詮は他人。でも、せっかく一緒に暮らしているのだから、楽しいことが2倍になるような生活ができれば、と思います。(自分のではなく)彼の好みのワインを選んで、忙しさを理由にサボり気味のお料理も気の利いた演出も、たいしたことはできないにしても、今週末は頑張ってみます!
(編集 三好 茜)
四月上旬に日本に行ってきました。日本では昭和30年代をテーマにしたレトロなドラマやグッズが人気を呼んでいます。昭和30年代はまさしく私の子供時代で、ちゃぶ台に七輪、長屋に井戸、貰い湯に町内で集まってのテレビの観賞会…など、懐かしい光景を思い出します。その中で、ことさら懐かしの光景として浮かんでくるのが、家族団らんで夕食を食べていた風景です。核家族化が進んで、お父さんも残業で忙しくて、一家団らんでの夕食をとることがなくなった現代。家庭崩壊などと叫ばれていますが、実は、こんな簡単なところから家族の絆って築かれていくのですよね。私の家庭では母より父の方が料理は得意で、休みの日にはマヨネーズや餃子を皮から作って食べさせてくれました。また、夫婦喧嘩が始まるとお隣さんが飛んできて仲裁もしてくれました。豊かさの影になくしたものって結構あるのではないでしょうか。
(編集長 八木 智子)
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