バンクーバー
生活マガジン
Coco Magazineは バンクーバーで暮す人のためのバンクーバー生活マガジンです。子育ての話からバンクーバーでおすすめのスポット、ビジネスやレストランの話題など、バンクーバーの今をご紹介しています。雑誌は2ヶ月に1回偶数月の第4木曜日に発行。また、雑誌と全く同じ内容のWEBの更新は、雑誌発行日の翌週水曜日となっています。
Cocoに集まれ!! にわか県人会
熊本編
   

(左下から)アレック君、碧さん、智子さん、直美さん、クリスさん、 尚美さん、里咲ちゃん

これが滋賀県人のID的存在、HOPカード。ポイント溜めてキャッシュバック

直美さんは滋賀の名物、信楽焼の狸のキーホルダーを披露。ホームスティ先のお土産にも大活躍だったとか

何でも食べる元気なアレック君。この日のお気に入りはシジミのお味噌汁。たくさん食べて大きくなってね!


クリスさんと尚美さんの愛娘・里咲ちゃんのニッコリ笑顔に参加者一同メロメロ!! この春には、初めて家族で日本を訪れる予定


本日の超豪華!メニュー
1. すき焼き 2.しめさば寿司
3.きんぴらごぼう 4.すきやき
5.しじみのお味噌汁 6.里芋のあんかけ
7.ごぼうと鶏のサラダ 8.うなぎの蒲焼
9.小魚の甘露煮 10.かんぴょう巻き

結 論

@ ポイントカードに対する情熱がスゴイ
A 平和堂と車がなければ生きていけない
B 琵琶湖環境対策の一環『粉石けん使用』で、Tシャツを黄ばませた経験を持つ
C 『鳥人間コンテスト』を「対岸まで飛べるわけないやん…」と冷ややかに見つめる

京都府のお隣、県の6分の1を琵琶湖が占める滋賀県は近畿の水瓶。バンクーバーで“Where are you from?”と聞かれたら、必ず“Near Kyoto”と答えてしまうという滋賀県人たちに、滋賀の名を、ココでもしっかり広めてもらいましょう!

文・写真 編集部

 春の足音が聞こえて来たバンクーバーに集まった今回の参加者は、総勢7名。「バンクーバーでは滋賀の人に会ったことがない」と口を揃える参加者たちは、挨拶を交わすやいなや出身地を探り合い、「○○さんて知ってる? あそこの農協に務めてた」、「知ってる知ってる。すっごい近所やん、家の裏」などと開始早々、超ローカルトークをご展開。初対面とは思えないこのノリの良さ、今夜も盛り上がりそう! 有名な近江牛にちなんだすき焼き、特産のごぼうや里芋をふんだんに使った煮物やサラダに舌鼓を打ちながら、「滋賀の名物と言えば、やっぱりふな寿司でしょ。本当に美味しいのは、高くて滅多に食べられないけど」と直美さん。ふな寿司とは、琵琶湖固有種のニゴロブナの卵を持つメスを使った熟れ(なれ)寿司の一種で、米麹の発酵臭が独特で好みが分かれるという。しかし近年、ニゴロブナの漁獲高が減少して、他の種類のフナやブルーギルが使われることも多く、ニゴロブナのフナ寿司はかなりの高級品となっているのだとか。また、行列必須の洋菓子店『クラブハリエ』のバームクーヘンと和菓子の店『たねや』の最中は必食でしょう!近江八幡ではこんにゃくが赤く、その名も赤こんにゃく…などと食の話題は続く。この赤こんにゃく、地元では普段から食卓に上り、冠婚葬祭にも欠かせない食材で、派手好きだった武将、織田信長がこんにゃくまで赤く染めさせた、というのが由来だと言われている。

滋賀のシンボル平和堂!?
  ひとまずお腹も満たした一同のお次のローカルネタは「滋賀にいて、平和堂に行ったことない人、いないんちゃう?」という尚美さんの一言から大発展。「私、学生の頃バイトしてた」という尚美さんから「え〜私も!! 高校生の頃、バイトしてたし、平和堂でよく友達と集まってた」と智子さん、「うちの母もずっと平和堂勤務でした」と直美さんも。もちろん碧さんも平和堂愛好者だ。1957年に『靴とカバンの店・平和堂』として開業し、今では県民たちの生活に欠かせない、鳩のマークがシンボルのスーパーマーケット平和堂。「もちろんHOPカード使ってね」と平和堂のポイントカードを、何とここで披露してくれたのは尚美さん。HOPカードは滋賀県人のIDか?と思うくらい、平和堂についてアツく語る一同。特にコレ!というウリがあるわけではないけれど、地元の人々に愛されるお店としての位置を半世紀も守り続けている平和堂は、滋賀に行ったらとりあえず覗いておこう!? では、平和堂以外の滋賀ならではのスポットは?「住んでるときは何にもないなぁと思ってたけど、今度クリスと彼の両親も日本に来るってことで、必死で調べたんです。とりあえず連れて行こうと思うのは、比叡山の延暦寺に、伊賀の忍者村…」という尚美さんに、「あの忍者村は、歴史に興味のある人なら博物館として楽しめるかもだけど、かなり廃れてますよ。あれでお金取るの!?って感じ」と直美さんからの危険信号。比叡山のケーブルカーは日本一の長さを誇り、琵琶湖でのウォータースポーツやBBQ、バス釣りも滋賀ならでは。しかし近年、繁殖しすぎたバスをこれ以上繁殖させないために、釣り上げた後に湖に戻さないというルールができ、釣り好きの中で物議を醸しているのだとか。そんな滋賀ではバスの身をミンチにしたバスバーガーなるものまで存在する。また、琵琶湖では今年で32回目を迎える、人工飛行機で滑走距離を競う『鳥人間コンテスト』が彦根市で毎年開催され、夏には多くの人々が訪れる。「そのおかげで、あの辺りすごく潤ったんですよ」と碧さん。水源の豊富な滋賀では蛍も多く見られ、米原市では『天の川ほたるまつり』なんていうロマンティックなイベントも開催されている。

子育てするなら滋賀県で!

  「滋賀県って最近ベッドタウンとして注目されてるけど、それって県が育児や医療対策にとても力を入れているからなんです」と言うのは碧さん。子育て支援政策に積極的な滋賀県には公立の保育園も多く、3歳から預かりOKで時間も融通を利かせてくれ、小学校でも午後6時まで学童保育として子供たちを預かってくれるところもある。また、医療施設も「滋賀医大と成人病センターがあるのに、森山市民病院までなんでこんなトコに?」と参加者一同が首を傾げる程に(?)整っており、近隣の県から通う患者も多いという。そのおかげか、近年若いカップルや引退後の夫婦からも注目される滋賀県は、07年の人口増加率が全国4位、4年生大学の学生増加率が全国1位だ。ちなみに、「どう考えてもいらんやろ!ってとこにもマックがある」と言う通り、滋賀県内にはマクドナルドが59店舗あり、その人口比率は全国一。子供たちへのファーストフードは避けたいけれど、京都や大阪、名古屋からのアクセスも便利な滋賀県は、今後ますます注目を浴びそう。
  「平日は静かに、週末は都会に遊びに行くっていう生活が好きな人には、滋賀県ってとっても住みやすい場所。便利な田舎ですよ。車がないと生きていけへんけどね」と尚美さん。近江商人譲りの合理性と、京都や奈良からの洗練された古都と都会的文化が混ざり合う滋賀の魅力は奥深い。まだまだ話足りない様子の参加者たちだが、里咲ちゃんとアレック君もそろそろオネムということで、今夜はこのあたりでお開きに。

あっちぺら(あちら)、うたて(うっとおしい)、あんない(味がない、マズイ)、おおさらしい(大変だ)、かなん(いやだ、やりきれない)、せんどする(くたびれる)

滋賀県の地名は、県庁所在地があった大津の滋賀郡から付けれた。全国で10番目に総面積が狭い県で、県のシンボル琵琶湖は約1400万人の飲み水を担っている。県下には13市5郡13町があり、町の読み方はすべて「ちょう」。特産品は近江牛、近江米、近江茶などがあり、滋賀を舞台にした小説には、 「虹いくたび」 川端康成 、 「星と祭」 井上靖 、「比良のシャクナゲ」 井上靖 、 「万華鏡」 遠藤周作など。
<滋賀県出身の有名人>
井伊直弼、団鬼六、ヒロ・ヤマガタ、山崎まさよし、西川貴教、SHIHO、ムーディ勝山


   
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